愛してやまないその瞳
前回のエントリと前後しますが、モーニング娘。の新曲「笑顔YESヌード」もごにょごにょな感じでラジオ音源を聞きました。率直な感想は「安心した」です（苦笑）。
タイトルが出回って以来、どんな突拍子もない曲が振られるのかと本気で心配していたんですが、杞憂に終わったようで何よりです。この曲にこのタイトルを当てる人の気持ちがわかりません（笑）。勿体ないとは思うけれど、こんなタイトルなのに中身は意外と直球なこんな曲はモーニング娘。にしか歌えないのかもしれません。
曲を聞いた印象は、アシッドジャズを目指したJ-popですかね。ドラム（＋パーカッション）は今までになくいい生音で普通に感心しました。が、ちょっとワンパターンかな。もうちょっと遊んでくれてもいいのに、と思わせるのも作戦かな。よくわかんないや（笑）。シンセサイザのリフはちょっと安っぽすぎるかなぁ。せっかくならブラスの生音で入れてもよかったのに、とは思いますが、「女子かしまし物語」みたいにバリバリにキメられるとキメすぎてかっこ悪い不思議な状態になっちゃうので、まあこの辺りで手を打つのが妥当なセンなのかなぁ。なんというか「あと二手ぐらい届いてない」感があるんだよなぁ……。や、久々に私の好みの範疇にボールがまっすぐ飛んできたのですっげーウキウキしちゃったんですけどね。しっかし寺田のおっちゃんはつくづくイギリスびいきだなぁ（笑）。
似たような雰囲気のサウンドを作っているバンドを挙げると（と書くと先方にも先方のファンにも怒られそうだけど書いちゃおう）、Incognito（インコグニート）とかJamiroquai（ジャミロクワイ）がアシッドジャズの代表的なバンドです。youtubeあたりで検索すればいっぱい聞けるんじゃないでしょうか。コピーバンドの映像もたくさん引っかかりそうだけど。
完全に余談ですが、Incognitoの「Givin' It Up」という曲をいつか鈴木愛理ちゃんに歌って欲しいとひそかに願っています（確か以前にyoutubeで見た記憶があるので興味のある方は探してみては？）。余談ついでに私事ですが、Incognitoのコピーバンドをやっていたのでなかなかに思い入れがあります。すっげー好きだし、プレイヤーたちも尊敬してるし憧れてるし。
逸れました。本題に戻ります。
今回の曲で感じたグルーヴ感は久々に歌い手と作り手との意識がかみ合ったからこそ生まれたものだと思います。それは今までの下地もあったんだろうし、歌い手側の経験にも大きく因るものだとも思うし。一元的に理由付けなんて出来はしないんでしょうけども、私がハロプロを好きでいられる一因として、こういう曲が聞けるから、というのがあるんだな、と久々に痛感しました。頑張ってる可愛い女の子を鑑賞するだけだったら他所でも出来ますからね。
なんにせよ、これで安心して予約できます（笑）。同発組がほどほどなので、もしかしたらまた1位が取れるかも、という話ももちあがっていますし、運良く行けばなんと1000曲目のオリコン1位獲得曲になれるかもしれないそうですよ。遡って700曲目の1位獲得曲は「LOVEマシーン」だったそうです。せっかくだから取れるものは取らないと。ネットだったらAmazonで、実店舗ならオリコン協力店で今すぐ予約を！（アップフロントの回し者みたいになってきたな/苦笑）
追記。
C/Wの「サヨナラのかわりに」はBerryz工房や月島きらりちゃんが出演しまくっているおはスタの挿入歌のカバー曲。過去には女子十二楽坊もカバーしたみたいです。この時期にカバーして発売ということは、これからの卒業シーズンに向けて使ってもらえるんじゃないでしょうか。加えてそもそもこちらをA面扱いで発売する気だったんじゃないのかと思うんですが。あのジャケ写もこっちの曲なら納得できるんですけどねぇ（最近どうもジャケ写が全部C/W用に見えて仕方がない）。
タイアップはいいことですが、ちょっと焦点が定まってない気がします。おはスタの視聴者層にアピールしたいのであれば今ノリにノっている月島きらりちゃんにお任せすればいい話ですし、他に振るにしてもティーン誌「ピチレモン」のレギュラー（かどうかはまだ疑惑どまりか）が決まっている菅谷梨沙子を擁するBerryz工房だったら相乗効果が期待できますし、メジャーシングルデビューを控えた℃-uteのC/Wにしても面白かったと思います。特に今回の「笑顔YESヌード」はけして悪い曲ではありませんが、月島きらりちゃんの支持層には受け入れられにくい曲だと思うんですよね。いくらC/Wにおはスタの曲があっても、お小遣いをはたいてCDを買ってくれた子が首をひねるような結果は避けて欲しいのが本音です。しかも「ヌード」ってねぇ（苦笑）。親御さんのリアクションも心配です。
恋☆カナやバラライカが売れたからといって安易に月島効果をモーニング娘。に期待するのはどうかなぁ、と。や、もっと不快考えがあってのことなのかもしれませんが、少なくとも私は「安易だなぁ」と感じちゃいましたので。
