悲しい出来事:転売。

先日、私が幸運にも参加することの出来た藤本美貴さんのカジュアルディナーショー。ちょこちょことネットで他の方のレポを読みつつ自分の記憶と照合したり、別の日の様子などを楽しんだりしていました。
当日、入場チェックを終えるとクローク(荷物やコートを預けられるところ)と入り口の間でCDやDVDの販売が行われていました。購入者にはミニサイズのサイン+日付入りの色紙(測ってみたらタテ12.4cm×ヨコ14.2cmでした)が特典として渡されていました。おそらく今までの他のメンバーの公演でも同様であったと思います。
嘆かわしいことに今回の公演でのサイン色紙を大量に購入し、オークションに出品していた人がいたそうです。なんかもう、悲しいし腹立たしいし、そんなことをする人がいるのかって思ってすごくショックです。
私は移動の都合であまり早い時間に会場に行けず、予定されていた開場時間よりも5分ほど遅れて現地に到着しました。階段にはびっしりと人が並んでいて、すでに入場が始まっていました。見える範囲で20人程度がいて、その後ろに付き、自分の順番を待ちました。だから、もう色紙はないかな、と半ば諦めていたのですが、入場すると物販のテーブルの上には「アロハロ藤本美貴」のDVDが4枚ほど残っていました。ちょうど持っていないDVDだったこともあり、1枚購入し、無事にサイン色紙もいただくことが出来ました。美貴ちゃんと撮影したポラロイドと一緒に大切に保管してあります。日付も入っているし、何より自分がその日にディナーショーに行った思い出があるし、だからこそその色紙は私にとって大きな意味がある。美貴ちゃん本人が来場者の為に一枚一枚日付まで入れてくれて書いてくれたものなんだって思うと、すごく嬉しいし。
私より後ろに並んでいた方も何名もいらしたので購入したくても出来なかった方がたくさんいたと思います。開場時間に来ないのが悪い、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、飛行機や新幹線を使って来た人も少なからずいたと思うのでもう少し考えてもらえたら、と思いました。その旨はディナーショー後のアンケートにも「参加者全員が購入できるチャンスを与えてほしい」といったニュアンスで書いてきました。実際のところあらかじめ用意されていた枚数はわかりませんが、たとえば50枚のサイン色紙を用意することだってけして簡単なことではありません。時間もかかるし手間もかかります。(だからこそ参加した全員にきちんと行き渡る形にしてほしかったのです)
転売は美貴ちゃんやスタッフの苦労とか善意とか、そういうあったかい気持ちを全部無視して足蹴にするような行為だし、参加しても購入できなかった方や当選できなかった方に対しての冒涜にあたると思います。美貴ちゃんの生粋のファンじゃなきゃ行っちゃいけない、なんてことは思いませんが*1こんなことをする人はファンなんかじゃない。もう二度と行って欲しくないし、「ファン」とか「ヲタ」とか自称しないで欲しい。入札する側もプライドを持って欲しい。行ってもいないディナーショーの色紙を買ってどうするつもりですか? 行ったフリでもするんですか? そんな風に手に入れて、本当に嬉しいですか? たとえば美貴ちゃんがそのことを知ったらどう思うか、考えてみましたか?
なんかもう、本当に驚いた。こんなことをする人がいるなんて思わなかった。すごいショックです。あの空間は、美貴ちゃんの歌を聞いて、美貴ちゃんの姿を目に焼き付けて、みんなが美貴ちゃんと同じ時間を過ごすことで幸せになれる、そういう場だと思っていたのに。もちろん、転売なんてする人がマイノリティだということはわかっていますが、あんなに素晴らしいステージを見ることができたのにもかかわらずこんな卑劣な行為をする人がいることが、本当に悲しいです。
とにかく、美貴ちゃんを悲しませるようなことはしないで欲しいと思います。

*1:一推しの人からしたらふざけるな、と思われるかもしれませんが、このディナーショーをきっかけに美貴ちゃんのことを「ちょっと好き」→「すっごい好き」になるのならそれはかなりのプラス作用だと思うし、そういう話が聞けるのならたとえば自分が落選していたとしても(もちろん悔しいけれど)少し救われるし嬉しいと思います。美貴ちゃんにとってもいいことだと思いますし。